ライターなら知っておきたい尊敬語と謙譲語の使い分け

敬語の表現として尊敬語と謙譲語の使い方を少しでも間違えると相手に不快感を与えてしまいます。

営業・接客に携わる人はもちろん、インターネットや雑誌などメディアで情報を発信するWebライターも尊敬語と謙譲語の使い方を正しく習得しておく必要があります。

そこで、今回の記事では、尊敬語と謙譲語の使い分けのコツと注意点について解説します。

尊敬語と謙譲語を徹底比較

尊敬語とは

尊敬語とは、相手に対して敬意を表す言葉として使われます。
尊敬語は、さらに下記の3つに細かく区分されます。

敬語動詞

・明日10時に来るように社長がおっしゃいました。

(おっしゃいました → 「言った」の尊敬の表現)

尊敬の表現「お」「ご」

尊敬の対象となる相手の行動や体など (おもに動詞・形容詞・名詞) の語頭に「お」「ご」をつける表現がよく使われます。

・社長が帰りになりました。

注文いただきました。

助動詞 (~れる・~られる・~される)

・声をかけられる(受け身)

・ご飯が食べられる(可能)

・社長が話される(尊敬)

謙譲語とは?

謙譲語は相手に対しての敬意を表すとともに、へりくだる表現として使われます。

する → いたします 

見る → 拝見します 

行く → 伺います 

言う → 申し上げます 

尊敬語と謙譲語の共通点と相違点

尊敬語と謙譲語は、双方とも敬語の表現です。この他の敬語の表現として、丁寧語があります。
尊敬語は、相手の立場を高める表現として使われており、自分から見た相手への尊敬の意を表します。

一方、謙譲語は尊敬の対象となる相手から自分の立場が下であることを認めた上で、相手に対して自分をへりくだる表現です。

尊敬語と謙譲語の注意点

美化語の使いかた

敬語と混同されやすい技法として、美化語についてご存知でしょうか。
美化語とは、会話の聞き手や記事などの読み手に対して、上品な印象を与える言葉・表現のことを指します。

テレビで天気予報を見ていると、気象予報士が「それでは今日のお天気を見ていきましょう」といった表現を使います。

クライアントへの連絡時の注意点

ライターとクライアント間の連絡のやりとりをメールやチャットで行う場合にも、尊敬語と謙譲語の使い分けには十分注意が必要です。

クライアントに対して必要以上に敬語を使うと、ガチガチのロボットのような話し方で不自然になってしまいます。

しかし、相手がロボットのような話し方を求めている場合もあります。
はたまた、フランクに話し合えるような仲を求めてる場合もあります。

要約すると、ビジネスシーンの会話は相手に合わせて空気を読む」 ということが大切なのです。

まとめ

今回の記事では、尊敬語と謙譲語の使い分けのコツについてお伝えしました。尊敬語と謙譲語の他にも二重敬語・美化語などがあり、日本語の表現はわたしたち日本人でも実に難しいものです。

尊敬語も謙譲語も共通していることは、相手に対して用件をわかりやすく簡潔に伝えることが基本です。

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